お子様の成長が遅いと
感じた事はありますか?

「学校の授業についていけない」「読み書きや話すことが苦手」など、周りに比べてお子様の成長が遅いと感じたことはありませんか?遅れをとっている原因は発達障害かもしれません。発達障害とは生まれもった脳の機能が他の人と違い、同じ方法で成長するのが難しい状態のことです。人間として劣っているのではなく、脳の働き方が違うという個性・特性をもっているのです。苦手なこともある一方で、得意なことがあったり、何かに強い関心を示すこともあります。発達障害であっても、本人に合ったアプローチをすることで成長が可能です。「座学ではなく体験型学習で学ぶ」「ノートは大きめのサイズを使用する」など、親・学校・支援施設が連携して環境を作ることが大切です。

子供の発達障害とは?

発達障害とは、生まれもった脳の働き方が他の人と異なり、生活面や学習面であらゆる特徴が見られる状態のことです。例としては、「学校でのカリキュラムが合わず、遅れをとってしまう」などが挙げられます。しかしカリキュラムに対する遅れは、決して「劣っている」わけではありません。発達障害は脳の働き方が違うという個性・特性なので、自分に適した方法を見つけることで必ず成長できます。ただ、子供の発達障害の場合、保護者や先生など周囲の人が工夫をして、本人に合った方法を見つけてあげることが大切です。
また、発達障害の子供は、「コミュニケーションや行動にも特徴が見られる」ということもあります。その場合にも無理に「普通」を求めるのではなく、本人が生きづらさを感じることなく過ごせる方法を一緒に探しましょう。

発達障害の主な種類

ASD
自閉症スペクトラム障害

言葉や表情、ジェスチャーなどから相手の気持ちを読み取ったり、自分の気持ちを伝えたりすることに難しさを感じます。「暗黙の了解」のようなその場の空気を読み取ることも苦手です。また、特定のものに強い興味を示したり、過敏に反応したりするのも特徴です。

ADHD
注意欠如・多動性障害

注意力・集中力の維持が難しく、落ち着きがないという特徴があります。また気持ちのコントロールが苦手で、衝動的になってしまうこともあります。注意欠如と多動性障害は、同時に見られる場合と、どちらか一方のみ症状が出る場合があるのも特徴です。

LD
学習障害

総合的な知的発達は標準的であるものの、特定の学習面(読み・書き・計算など)において難しさを感じます。大きなノートや視覚的教材など、さまざまな教育的な支援が必要です。怠慢による成績低下との違いがわかりにくく、気づきにくい障害でもあります。

子供の発達障害の
サインや特徴

言葉の遅れ

言葉を覚えて扱うことが苦手で、学習面での遅れが見られます。「教科書を読むのが遅い」「読めても理解ができない」「誤字脱字が目立つ」などがサインです。また文字だけでなく、話すことも苦手な傾向があります。一方で、「話すことは得意でも文字が苦手」、あるいは「文字は得意でも話すことが苦手」のように、言葉の中でも得意・苦手がはっきりわかれているケースもあります。

周囲との
コミュニケーションが苦手

自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読みとったりするコミュニケーションが苦手です。言葉によるコミュニケーションだけでなく、仕草やジェスチャーなどによる伝達も苦手です。具体的には「目が合わない」「周りに興味がない」「大勢の人がいる場所が苦手」などのサインが見られます。また、マナー・ルールの理解も苦手で、周りの人から誤解されやすいのも特徴です。

勉強についていけない

従来の授業方法が合わず、学校のカリキュラムについていけないことがあります。学校のカリキュラムは、大多数の生徒が理解しやすいとされている学習方法で作られています。しかし、それに合わない生徒がいるのも事実です。そのため、本人に合った方法を模索することが大切です。また、注意欠如・多動性障害が勉強の遅れの原因になっている場合もあります。

集中力や落ち着きがない、
感情がコントロールできない

1つのことに集中して取り組むのが苦手ではありますが、一見幼い子供らしい行動とも見える場合もあるため、見分けるのが難しいです。そのため、小学校に入学してから、授業中に落ち着きがなかったり、忘れ物が多かったりするのを見て、発達障害を疑う保護者の方も多いです。また、感情のコントロールが苦手で、衝動的になってしまうこともあります。壁に頭を打つなど自傷行動をとることもあるので注意が必要です。

読み書きや算数が苦手

特定の領域に対する理解力が乏しく、学習面で遅れをとってしまうことがあります。「読み書きが苦手」「計算が苦手」などがサインです。苦手な原因が学習方法にある場合もあるため、工夫が必要です。また、苦手な分野がある一方で、「図形や数字が好き」のように特定の分野に強い興味を示すケースもあります。本人が興味をもつ分野を伸ばしていくことも、発達障害へのサポート方法の1つです。

発達障害の原因は
親にある可能性があります

発達障害は生まれもった特性なので、親の教育方法や愛情表現が原因ではありません。しかし親の行動によって、発達障害の子供の発育をさらに阻害してしまう可能性があるのも事実です。発達障害の子供も他の子どもと同じように、さまざまな経験をして成長していきます。そのため、子供ができないことを親がすべて行ってしまうと、成長する機会を奪ってしまうことになります。すべて手助けするのではなく、どうすれば自分の力でできるのかを一緒に考えてあげましょう。ただ、無理に任せてしまうと失敗体験が重なってしまうため、本人の性格・特性とのバランスをとりながら、環境を整えてあげることが大切です。

親が注意すべきポイント

親が手助けを
しすぎてしまっている

子供がやるべきことを親がすべて行っていて、子供自身が何もしなくても物事が進んでいく環境を作っていませんか?人間は自ら経験をすることで成長するため、親が行ってしまうと、子供が成長する機会を奪ってしまうことになります。「できない」ことがある場合、その原因は「やったことがないから」かもしれません。発達障害の子どもであっても、本人の力でできることは本人に任せましょう。親はあくまでもサポートする立場であるということを意識するのが重要です。

ポイント

子供の成長は経験と共にあります。子供が「できない」ことは果たして本当に「できない」のでしょうか。親が子供でもできることを行ってしまうため経験する機会がない、という状況を作っていないかを考えてみましょう。食器を洗い場に持って行く、椅子を戻す、など、日常生活の小さなことから自分で行う癖を身につけることで成長が期待できます。

親の理想に合わせよう
としている

子供を親の理想に合わせようとしていませんか?子供は十人十色の個性を持っており、成長するスピードも、目指しているゴールも違います。たとえ親であっても本人の個性を抑えて、自分の理想を求める権利はありません。本人の特性や意志を尊重し、子供に合った学習・生活方法を考えましょう。無理に親の理想に合わせようとすると、子供の失敗体験を招き、チャレンジすることに恐怖心を抱ようにしてしまう場合があります。

ポイント

発達障害の場合、どうしても苦手な分野がでてきてしまいます。ただ、計算や暗記が苦手な子どもでも、親や周囲の人の接し方・教え方次第では改善できる可能性があります。それぞれの子供に適した学習方法があるので、その方法を見つけるサポートをしてあげましょう。困難に直面したときの親のサポート方法により、子供の成長は大きく変化します。苦手な分野はサポートし、得意な分野は目一杯褒めてあげましょう。

学校は一つの物差しに
過ぎない

学校での成績や授業の理解度は、1つの物差しとして重要な役割を果たしています。しかし、それらはあくまでも1つの物差しに過ぎません。子供たちはさまざまな個性をもっているため、物差し(カリキュラム)に合わない子がいるのも当たり前のことです。問題はその子供たちへのサポート方法です。無理にカリキュラムに合わせようとせず、本人が学びやすい環境を整え、それぞれの個性を伸ばしていくことが大切です。

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病院で薬を貰う前に
日常生活で出来る事があります

発達障害の症状には、薬が処方されるケースがあります。とくに衝動性や不注意などによって、自身や他者に身体的な危険が及ぶ可能性がある場合に処方されることが多いです。しかし、第一に優先すべきサポートは環境整備です。本人の身体的・精神的な状況を分析し、ストレスなく成長できる環境を作ってあげましょう。成長を促しながら日常生活を過ごすことで、薬の処方がなくても改善が期待できます。子供に薬を飲ませるのは、本人にとっても親にとってもストレスになるので、学校や支援施設と連携して環境作りに尽力しましょう。

ダウン症の子どもとの
10年間で変わった例

Dolphindropは、障害をもった方や保護者の方と、長期的に関わっていくことを目指しております。実際、5~10年に渡ってサポートを行っている方もおり、中にはダウン症の方もいらっしゃいます。その方に初めて会ったときは、コミュニケーションが苦手で、感情のコントロールにも苦労している状態でした。その後、保護者の方と連携しながら長期的な視点で成長を目指していく環境作りをスタートさせました。その結果、10年後には認知能力も著しく向上し、円滑なコミュニケーションがとれるようになりました。

見た目の
雰囲気が変わる

ダウン症には特有の顔つきがあります。10年以上たった今は、言われないと気づかないほど顔つきが変わりました。できることが増えた自信が、本人の雰囲気に表れたのでしょう。(ダウン症の容姿の変化には諸説あります。あくまでも当施設での例です)

当教室で行ったこと

当教室が重要視しているのは「子供の個性を活かすこと」と「保護者の方とのコミュニケーション」です。子どもには、本人の状況に合わせたアプローチを行い、個性を活かせるようになる生活の土台作りをサポートしております。保護者の方には、子供との接し方や生活の仕方、子供の特性を活かすためのアドバイスなどを行っております。

接し方次第で
子供の成長は変わります

発達障害の子供の支援には、保護者や周りの方の理解、また接し方が非常に重要です。苦手なことがあってもそれを怒ったり、後ろめたく思わせたりせず、より良いアプローチ方法を考えましょう。その分野自体が苦手なのか、分野ではなく学び方が合っていないのかを見極めることも大切です。また、他の子供と同じように、得意なことや好きなことがあるはずです。苦手なことのみに目を向けるのではなく、本人の個性を伸ばすことも考えましょう。子供が劣等感を抱くことなく、楽しく生活や勉強ができる環境を作ってあげることが大切です。

Dolphindropでは学ぶ力を
楽しみながら育みます

子供は自分では気づきにくい緊張や不安を抱えています。その1つひとつを解決していくことで、安心感やリラックスした感情が生まれ、学ぶ力が向上します。Dolphindropでは、子どもが楽しく成長できるように、1人ひとりに合わせたサポートを行っております。学校のように座って集中しながら勉強することも大事かもしれません。しかし実際は、長時間じっとしながら勉強できる子の方が少ないのではないでしょうか。Dolphindropでは体験型学習プログラムで身体を動かしながら脳を活性化していくため、心と体のバランスを保つことができます。子供の可能性を引き出す26個のエクササイズを組み合わせた学習法で、楽しく学んでいきましょう。

子供の好みや学び方を
理解した接し方

発達障害の子供は、自分がしたいことがうまくできなかったり、心と身体が一致しなかったりすると、パニックになってしまうことがあります。また、大きな音などの外部からの刺激やストレスに敏感な子どもは、感情をコントロールできなくなり、衝動的に行動してしまうことも多いです。そのためDolphindropでは、1人ひとりの好みや特徴を理解して、ストレスのない接し方を心がけております。「自分のやりたいことができない」「周りと同じようにできない」という発達障害ならではの悩みを理解して、ポジティブに生活できるサポートをいたします。

お子様が楽に学べる、
身心のバランスを整える
カウンセリング

カウンセリングで
得られるもの

「集中できない」「多動だ。」「落ち着かない」「人間関係がうまくいかない」「極度に人見知り」「感情のコントロールが難しい」「頑張っているがなかなか成果に結びつかない」といった心の悩みや、「姿勢が悪い」「肩こりこりや痛み」「読み書きが苦手」「バランス感覚がない」」「視力や筋力の左右差がある」といった身体の悩み。このようなお悩みがある方は、原始反射の影響や、人が一生成長発達の動きの土台が関係しているのかもしれません。

このカウンセリングでは動きの土台でもある原始反射(生後1ヶ月~4歳まで)と、その後の発達(4歳~25歳程度)に関連する「身体の動きのパターン」を体験しながら、動きで身体と心のバランスを整えるの動きで整える教育的身体的アプローチを行います。

今まで、毎日無理に頑張っていることで、いろんな代償行為をしてきて身についてきてしまった動きと思考のパターンに気づき、心地よい新しい学びのパターンを発見し,よりリラックス状態で学びことを楽にしていく事ができます。

学びを楽しくする新しい学びのパターンが繰り返し定着していくと、安心安全な環境が整い、心が穏やかに学びを楽しめるようなり、考えたり、イメージしたり、行動と思考を一致しやすくなってきます。
自分軸をしっかり持ち、自分の人生の目的、学びやすさを見つけより自分の本来持っている力を引き出し発揮できるようにサポートします。

動きのアプローチは、現在の心身の悩みを改善するだけでなく、自分の強みを発見し、活かしていきながら、自分の心身バランㇲに気づけるようになることで、常に身体の内外のSOS、メッセージうけとりやすくなり、自分のバランスが崩れた時にすぐにリラックス状態の戻せるようにセフルケアができるようなります。

お悩みにあわせた
カウンセリング例

1:心身のお悩みのバランスと原始反射の確認、身体の優位プロファイルからお子様の学び方を知る。
2:発達・動き、学習プログラムの相談と、毎日の取り組みを提案(原始反射統合の取り組みなど)
3:心身のバランスの調整、ストレス解消法、楽な学び方、集中力向上、身体を緩める方法、歩き方や姿勢の調整、学びのために身体の優位プロファイルから自分の強みを知り、ストレス時の行動パターンをチェック。学びやすい、声掛け、働きかけをお伝えできます。

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教育中から体験を育む
教育的アプローチ方法

Dolphindropでは、科学的根拠に基づいた体験的な学習プログラムを提供しております。「ブレインジム」や「BBA」と呼ばれるプログラムには、さまざまなメリットがあります。このプログラムは左脳と右脳、大脳と中脳などを連携させながら発達させるので、学習能力やコミュニケーション能力など脳機能の向上が期待できます。また、学校のような座学が難しい発達障害の方でも取り組めることができ、身体を動かしながらさまざまな経験をすることで成長につながります。

ブレインジム

ブレインジムは、アメリカのポール・デニソン博士によって作られた、人間の身体的・心理的な可能性を引き出す26個の運動プログラムです。発達障害に限らず、世界80カ国以上のさまざまな企業やスポーツ施設で使われています。

BBA

BBA(ビルディング・ブロック・ アクティビティ)とはアメリカの教育学修士のセシリア・ケスターによって始められた、身体的基盤を作るための運動プログラムです。シンプルな動きで覚えやすいので、ご家庭での取り組むことも可能です。